充実の技術と設備で、きめ細やかなモノづくりをご提供
株式会社富士鉄工所は、ステンレスや鉄、チタンなどの金属素材における鍛造から加工までを一貫して手掛けるモノづくり企業で、1933年(昭和8年)の創業から既に100年近い歴史を有する老舗企業です。
この長い年月を通じて鍛造と加工を究め、製品に求められるスペックに最適な素材の選定や提案、そしてリングローリングミルをはじめとする充実の設備と技術による確かな品質を確立してきました。決して大きな会社ではありませんが、それゆえの小回りの良さを生かして小ロット・多品種生産や納期への柔軟な対応など、「富士鉄工所だからできること」を追求してきました。
こうした強みは目には見えないものですが、多くのお客さまからの信頼や長きにわたるお付き合いという大きな財産となっています。
顔が見える、現場が見えるモノづくり企業を目指して
顔が見える、現場が見えるモノづくり。これは富士鉄工所が大切にしている価値の一つです。どんな設備、環境で製品が作られているのかを見ていただき、知っていただくことは仕事をお任せいただく上で大きな安心感につながります。近年では品質や精度への要求に加えて、コンプライアンスの意識がとても高くなっており、顔と現場が見えるオープンな環境づくりは、こうした時代背景に対する富士鉄工所の答えでもあります。
本社工場には製造現場を一望できるスペースを設けており、お客さまのご希望に応じてご自由にご覧いただくことができます。これは多くのお客さまからご好評をいただいており、初めてのお取引に際して現場を見たいというご要望にもお応えしています。
まもなく100年企業、人のつながりを大切にこれからも
おかげさまで富士鉄工所は、2022年に創業から90年の企業になります。その10年後には100周年が控えており、100年企業となる日も目前に迫ってきました。これだけ長きにわたって事業を継続し、発展させることができたのは多くのお客さまや関係者の皆さまのお引き立てによるものであると、深く感謝しております。長年にわたる事業を通じて築かれた「人」のつながりも、富士鉄工所の大切な財産であると考えています。
かつての鉄工業界、鍛造業界には「よそはよそ、うちはうち」という考えがあったようにも思います。しかしこれでは個々の企業のポテンシャルを十分に発揮できません。それぞれの強みや得意分野を持ち寄り、横のつながりを一つの大きなネットワークにしていくような枠組みを作りたいと考え、同業他社さまとのお付き合いをとても大切にしています。
この取り組みによってお客さまには幅広い得意分野を提供でき、全体のキャパシティも大きくなります。これまで100年近く続けてきた「人」を大切にするという価値観をこれからも大切にすることで、より大きく価値のある仕事をしていきたいと考えております。